グルメ・たべもの

にほん = SUSHI ? ! 家ですしは作らない!

Sushi in Japan

タイトルにガッカリしてないでしょうか?

「日本人って普段の生活でスシを作って食べてるんでしょ」と思っている人と出くわしたり、ポットラックをしてもお寿司を期待している人がいたりする状況に度々あいます。

いや、作らないよな

と、静かに激しく心の中では思いながらも、ここは日本人の気質でしょうか。
期待に応えようと、おもてなしとしてお寿司を作ったりするんですよね。
そういった海外に住む日本の人をちらほら見ます。

恐らくこのような経験から、「日本人は普段でもお寿司作る」と思っている人がある一定の数居続けている感じが否めないこの状況。笑

日本ではなぜお寿司を作らないのだろうとふと思い、その理由を考えてみました。

日本=すしは正解

何食べる?

何食べに行く?

家族や友達の会話での話題でお寿司は度々出ます。 それなりにお寿司は度々食べています。

個人的感覚ですが、

日本人は「食材そのもの」の味を最大限に楽しみたい傾向がある
とぼやっと感じます。 お寿司はその完全版。

日本は海に囲まれた国なので、新鮮な魚が簡単に手に入る環境です。
お寿司に使われている魚の鮮度が高いことは当たり前のこととして日々暮らしています。

そして何よりも、お寿司には職人の技が詰まっています。

  • 輝くシャリ
  • 魚ごとに違う洗練された処理

シンプルに見えるものは、時に作るのが難しい。職人が作るお寿司は一味も二味も違います。 日本の国旗もおそろいでシンプルですしね。 日本の代表的な食べ物はお寿司で間違いないです。

日本=すし ≠ 家で作る

多くの日本人がお寿司をイメージする時、思い浮かぶお寿司はこの4つです。

  • にぎり
  • 巻きずし
  • 手巻きずし
  • ちらしずし

この中でも、家で作るお寿司とあまり家では作らないお寿司があります。
アメリカなど日本以外での「SUSHI」は恐らくにぎりか巻きずしを想像されているのではないでしょうか。
日本の食卓で手作りで出てくるのはこの2つのお寿司ではなくて、主に手巻き寿司かちらし寿司です。

まや
WHY!?

日本に住んでいたら疑問にすら思ったことはないのですが、いざじっくりその理由を考察してみると、なかなか興味深い答えが出て来ました。 ひとつずつ見て行きましょう。

家で作らないお寿司

すし(にぎり)

Seared-salmon

家で作らないお寿司の代表です。 まず、「すしはシャリが命」と思っている人が多い。

自身も同じ意見です。

シャリの量

シャリの握り加減

シャリの酢・砂糖の加減

そして

ネタである素材(魚など)の大きさ

素人と職人がつくるにぎり寿司の味には雲泥の差があります。
シンプルに見えるが技が満載に詰まっている。
なんとも奥深いですよね。
日本は奥深さを重んじる文化で、基本「フェイク」なものがとても嫌いです。
こういった傾向(自分たちでも気づいていないと思いますが)が、家でにぎり寿司は作らない人が多い理由だと感じています。
多くの日本人は恐らく作ろうと考えたことがないのだと思います。

巻きずし

Tuna roll

細巻き・・・基本的に一種類具で巻いた細い巻きずし

太巻き・・・具だくさんな太い巻きずし

細巻きにしろ、太巻きにしろ、巻く作業が発生しある程度の技を要するので、こちらも家で作る人は少数派です。
あなたの近所に住む日本人の友達は巻きずしを作ったかもしれない。
それ、十中八九おもてなしとして作っているか、日本以外のお店で買うと高いという理由で作っています。
もちろんですが、やはり日本で買うと安いかつ安くてもそれなりに結構おいしいので、日本では皆作らないのでしょう。

家で作るお寿司

手巻き寿司

Handroll

北米などでの日本食レストランで手巻き寿司がありますが、あまりポピュラーではない様子。
日本の家庭ではなかなかの需要があります。 なぜなら、 手巻き寿司は世のお父さん、お母さんの大きな味方!!
手巻きずしの日の食卓がどんな感じか見てみましょう。

ステップ

  1. 父兄はシャリだけ頑張って作る。
  2. テーブルには寿司ネタと海苔を用意。
  3. 子供たちに自分で作らせる。
  4. 完成!お父さん・お母さんは楽、子供たちは楽しい!
この見事なWIN-WIN要素が手巻き寿司の最大の魅力です。

個人的にも手巻きずしの日はテンションがあがります。

ちらしずし

Chirashizushi with miso

ちらし寿司は敷き詰めたシャリの上に具を載せて作ります。
具は大概なにを載せても美味しいですし、こちらも手巻き寿司同様にシャリさえ頑張って作れば、他はにぎりや巻きずし程のテクニックを要さないので、家庭で作られます。 多くの具を載せるので出来上がりもとても華やかになります。
日本版ポケ丼といったところですね。


いかがでしたか? 日本にいるとこんなこと考えた事すらないのですが、改めて考察してみるとそれぞれの理由がなかなかに理にかなってるな、と。 あなたの周りに日本人のお友達がいたら、ぜひぜひ聞いてみて下さい。

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